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9. The Mark of the Beast
9.獣のしるし
ヨハネの黙示録13章11〜18節
前回の学びでは、ヨハネの黙示録13章1〜10節に焦点を当てながら「反キリストの台頭」について学びました。同12章では、天上で起こる戦いについて読み、そこでは、敗者となったサタンが地に投げ落とされました。サタンは自分の時が短いことを知り、「反キリスト」または海からの「獣」と呼ばれる指導者(13章1節)と、「偽預言者」と呼ばれる偽りの宗教指導者(黙示録19章20節)を介して働き、地上でその力を表すための悪の三位一体を形成します。今回の学びでは、終末時代の最後の7年間に偽預言者が行うことについて詳しくみていきます。この偽預言者は宗教的な人物であり、奇跡的なしるしを見せ、人々に「最初の獣」である反キリストを崇拝するように強制します。バプテスマのヨハネが自分ではなく主イエスを指し示したように、偽預言者は人々が反キリストとサタンを拝むように仕向けます(黙示録13章4節)。彼は、あらゆる意味において子羊のような者として世界の舞台に立ちますが(11節)、その内面には彼を支配する「竜」、サタンがいるのです。
この偽預言者は、真のクリスチャンたち(聖徒たち)が次の2人の権威に反抗するようにさせる、2つのことを行います:
また私は、別の獣が地から上って来るのを見た。それは、子羊の角に似た二本の角を持ち、竜が語るように語っていた。この獣は、最初の獣が持っていたすべての権威を、その獣の前で働かせた。また、地と地に住む者たちに、致命的な傷が治った最初の獣を拝ませた。また、大きなしるしを行い、人々の前で火を天から地に降らせることさえした。また、この獣は、あの獣の前で行うことが許されたしるしによって、地に住む者たちを惑わし、剣の傷を受けながらも生き返ったあの獣の像を造るように、地に住む者たちに命じた。(ヨハネの黙示録13章11~14節)
偽預言者は反キリストの像を造り、それはものを言い、崇拝を要求し、それを拒否する者たちを死によって脅かします(黙示録13章14〜15節)。この箇所にある「像」が一体どこに造られるかは分かりませんが、おそらく、イエスの聖徒たちに対する警告と関係すると思われます。「それゆえ、預言者ダニエルによって語られたあの『荒らす忌まわしいもの』が聖なる所に立っているのを見たら──読者はよく理解せよ──そのときには・・・大きな苦難があるからです(マタイの福音書24章15、21節)」。(「苦難」という言葉は、欽定訳聖書では「tribulation」(患難)、新国際訳聖書では「distress」(苦難)という言葉が使われています。)第二テサロニケ人への手紙2章でもこれと同じ時のことについて、使徒パウロは、反キリストが「すべて神と呼ばれるもの、礼拝されるものに対抗して自分を高く上げ、ついには自分こそ神であると宣言して、神の宮に座ることになります(2章4節)」と書きました。
偽預言者はすべての人に、反キリストとサタンの像を拝み、彼らの体制への忠誠を意味する「しるし」を付けることを強要します。今回の学びでは、この「しるし」について学びの大部分を割きたいと思います。
獣のしるし
それから、その獣の像に息を吹き込んで、獣の像がものを言うことさえできるようにし、また、その像を拝まない者たちをみな殺すようにした。また獣は、すべての者に、すなわち、小さい者にも大きい者にも、富んでいる者にも貧しい者にも、自由人にも奴隷にも、その右の手あるいは額に刻印を受けさせた。また、その刻印を持っている者以外は、だれも物を売り買いできないようにした。刻印とは、あの獣の名、またはその名が表す数字である。ここに、知恵が必要である。思慮ある者はその獣の数字を数えなさい。それは人間を表す数字であるから。その数字は六百六十六である。(ヨハネの黙示録13章15〜18節)
聖書の書かれている原語、ヘブライ語とギリシャ語では、文字と数字に関連性があります。これは、Vが5、Xが10、Lが50、Cが100を表すラテン文字に似ています。反キリストの疑いのある人の名前をギリシャ語またはヘブライ語に翻訳して、彼の名前が666になるかどうかを計算できるかもしれません。名前の数的価値について学べることは多くありますが、それはこの学びの範疇を超えます。今回の焦点は、聖書に書かれている獣の「しるし」がどのような形態を取るかということです。
現金とされるものがあるのに売買できなかった時代は、歴史上一度もありません。しかし、今日、クレジットカードやコンピューターでの銀行口座の利用により、紙幣なしの売買が容易にできる時代になりました。現在、店舗で購入するほぼすべてのものに、製造元から消費者に届くまでの製品に関するあらゆる情報を、記録および追跡するRFIDタグ(無線周波数識別)が付いています。この小さなタグは、製品の包装または製品に印刷されています。英文の文末につけられるピリオドと同じくらい小さいこのチップの情報には、読み取り機から照射された電磁エネルギーによって読み取られる小さなアンテナがあります。
これは、バーコード技術とは異なります。読み取り機を使用すると、各チップに固有の番号が付いているため、製品を遠隔からも識別できるのです。たとえば、バーコード技術を使用すると、コカコーラのすべての缶に同じUPCまたはバーコード番号が付けられます(トロントのコーラの缶は、シンシナティのコーラの缶と同じ番号になります)が、RFIDテクノロジーを使用すると、コーラには独自のID番号がふられます。将来すべての売買はデジタル化され、購入された各製品はその消費者の個人情報、自宅の住所、電話番号などに紐づけられると考えられます。すべての情報が中央拠点に送られ、購入の履歴が追跡される未来が遠くないかもしれません。
バーコードとの2つ目の違いは、適切な読み取り機を持っている人なら誰でも、チップの所持者が知らないうちに、同意なしに、衣服、財布、かばん、または財布を通り抜けて遠隔から読み取ることができる点です。ある意味、見知らぬ人があなたを追跡できる、つまりあなたとあなたの所持品の両方を識別できるようになってしまいます。店の出入り口などを通る時、隠し読み取り機にあなたのカバンに入っている本や身につけている下着のブランドが識別されると想像してみてください。すべての製品が独自のチップを持っているだけでなく、すべての人が物の売り買いをする際に読み取ることができるチップを体内に埋め込む計画はほぼ完了しているとも取れます。以下は、このようなチップがどのように機能するかを示すCMを視聴できる二つのYouTubeのリンクです(英語のみ)。
未来の富士通
顧客の購買欲を促進させるアリババの戦略
https://www.youtube.com/watch?v=uEbYNJZ9iJ4&ab_channel=AlibabaGroup
この宣伝ではRFIDがいかに買い物に変化をもたらしているかを紹介しています。まず手始めに、携帯電話がスーパーでの支払いのために使用され、後になると、手にICチップのある人が読み取り機を通り抜けるとその人の銀行情報が読み取られ、デジタルマネーが送金されるのです。
テロの容疑がある人がいる場合、その容疑者のすべての動きと購入品を追跡できるので、このアイディアは一部の人にとっては素晴らしいように聞こえます。将来、皮膚にチップが埋め込まれていなければ、売買が許されなくなる時代が来るかもしれません。また、チップ上に個人の健康情報が登録されると、重病の人が店に入ることはできなくなるかもしれません。IBMは、RFIDタグ付き製品をピンポイントでとらえ、遠隔管理できる「個人追跡ユニット」という機器も開発しました。聖書を読んでいない多くの人々さえ、私たち生活のすぐそこでプライバシーと自由が失われていることを警告しています。
すべての車のタグを追跡するために主要道路に読み取り機が配置されるとみています。シカゴ、マイアミ、およびその他の都市のいくつかの主要な高速道路では読み取り機が設置されており、有料道路上を通過すると、銀行口座から料金が引き落とされる仕組みになっています。今では一定の料金を支払うと、あなたの十代の子供が車を運転している間、その速度と位置を監視することができます。彼らは位置情報を隠すことができなくなるのです。この技術は有用で大いに役立つでしょう。 多くの人々は、特に個人情報が盗用される危険性が低くなるといって、皮膚に埋め込まれるICチップを受け入れるでしょう。
テロリズムが重大な懸念事項であるため、そのようなチップをすべての人に義務付けることが大多数の最善の利益であり、それは人々の安全または公益のためであり、したがってプライバシーと自由を犠牲にする価値があると主張する人もいます。イギリス王室の要人にはチップが埋め込まれていると言われており、誘拐されて身代金を要求された場合、衛星で本人の居場所を簡単に見つけることができるといわれています。軍隊にとってのメリットは何でしょうか。米国の戦闘機パイロットが敵の領土で撃墜された場合、兵士の位置は衛星追跡ユニットを介して地図上に表示されます。衣料品店にとってのメリットは何でしょう。セキュリティチップを製品に取り付けることができ、遠隔読み取り機が店の出口の近くに設置され、衣料品が盗まれることがありません。地上のすべてのものはRFIDを介して追跡されるのかもしれません。反キリストのしるしが付いている人以外には、何も売買されない時代が来ます。獣のしるしを受けることは、あなたの魂を反キリストに売り渡すことに等しいです。そのしるしとともに、反キリストの像を礼拝するという奉仕が課せられます。
また、彼らの後にもう一人、第三の御使いがやって来て、大声で言った。「もしだれかが獣とその像を拝み、自分の額か手に刻印を受けるなら、その者は、神の怒りの杯に混ぜ物なしに注がれた、神の憤りのぶどう酒を飲み、聖なる御使いたちと子羊の前で火と硫黄によって苦しめられる。(ヨハネの黙示録14章9〜10節)
以下の動画から、この世界で起きている幾つかのことを知ることができます。
https://www.youtube.com/watch?v=BWgUTrvRlA4
私たちは変化の著しい時代に生きており、常に良い方向へと進んでいる訳ではありません。イエスは「これらのことが起こり始めたら、身を起こし、頭を上げなさい。あなたがたの贖いが近づいているからです(ルカの福音書21章28節)」と言われました。私たちは、キリストとの関係性を深め、その声に従順になり、信仰によって歩む必要がある時代に生きています。
あなたは新しいテクノロジーが世に出てから、それを使い始めるまでに、時間をかけるほうですか?新しいテクノロジーにどのように対応していますか?
テクノロジーの進歩
これまでにどれだけの技術的発明が生み出されたかについて、米国特許庁の所長であるチャールズH.デュエルは、「発明できるものはすべて発明された」と言いました。[1]しかし、彼がそう発言したのが1899年であったことに驚かされます。その後、1923年にノーベル物理学賞を受賞したロバート・ミリカンは、「人間が原子力を利用できる可能性はない」と述べました。[2]もう一人は、英国王立学会(科学団体)の会長であるケルビン卿です。彼は1885年に「空気より重い飛行機など不可能だ」と述べたのです。[3]
終末の時代における技術発達の速度は、約2500年前に預言者ダニエルによって預言されたものだと考えられます。
賢明な者たちは大空の輝きのように輝き、多くの者を義に導いた者は、世々限りなく、星のようになる。ダニエルよ。あなたは終わりの時まで、このことばを秘めておき、この書を封じておけ。多くの者は知識を増そうと捜し回る。」(ダニエル書12章3〜4節)
少し前に、友人にクレー射撃(スキート射撃)に誘われました。最初は標的を目でとらえたところを狙っていたので、慣れるのに少し時間がかかりました。問題は、ショットガンを発射したときにスキートが静止しておらず、かなりの速度で空中を移動していたことにありました。標的を撃墜するには、軌道を予測し、その先を狙う必要があることを学びました。最先端の技術を駆使する企業が新製品を開発するとき—例えばアップルの社のiPhone(次から次へと発売されすぎているように感じますが) ――アップル社は5~6年先の技術を想定してiPhone20の開発を進めなければなりません。なぜでしょうか?現時点の技術力に基づいてiPhoneのデザインを始めても意味がないからです。それは、私がスキートを撃っても標的を逃すようなものです。彼らは「ムーアの法則」を考慮しなければならず、さもなければ製品を市場に出すころには惨めなほど目標を達成することはできないでしょう。
ムーアの法則――とは何でしょうか?インテル社の共同創設者であるゴードン・E・ムーアは、1965年の論文で、技術の変化のペースについて書きました。マイクロチップに搭載できるトランジスタの数は、約18か月から2年ごとに2倍になると述べています。1970年には1000を超えるトランジスタをチップに搭載できましたが、1995年1月には、史上最も目覚ましい技術革新であると考えられていたデジタルアルファ21164マイクロプロセッサに930万個のトランジスタが搭載されました。6年後、マイクロプロセッサには4000万個以上のトランジスタが搭載されました。私が2020年現在この記事を書く中で、人工知能分野の企業、シラバスシステムによって製造されたシラバスウェルフェア・スケール・エンジンが、1.2兆個のトランジスタを備えた中央処理装置(もしくはCPU)で構築された史上最大の半導体チップだと報告されています。[4]技術は指数関数的に発達しているのです。
近づきつつある「特異点」
少し前に、Time誌で来たるべき特異点(シンギュラリティ、以下引用を除いて特異点)に関する記事を見かけました。技術に関連する「特異点」という用語に慣れていない方もいらっしゃるかもしれませんので、説明いたします。この記事を書いた人物であるレヴ・グロスマンは、コンピューター科学者、発明家、未来派(聖書、特に黙示録の預言の実現を信じる人)であり、Googleの技術ディレクターでもあるレイ・カーツワイルの見解を述べていました。カーツワイルは『シンギュラリティは近い』という本を書きました。以下、レヴ・グロスマンによるTimeの記事から引用します。
カーツワイル氏は、コンピューターが高い知能をもつだけでなく、人間よりも高い知能をもつ瞬間が近づいていると信じている。それが起こるとき、人類――私たちの体、心、そして文明――は完全にそして不可逆的に変化するだろう。彼は、この瞬間が避けられないだけでなく、差し迫っていると考えている。彼の計算によると、人類の文明の終わりは約35年先だそうだ。また、コンピューターはますます速くなっている。誰もがそれを知っている。つまり、コンピューターが速くなる速度が格段に増しているのだ。本当だろうか? 言うまでもない。
したがって、コンピューターが非常に速く、信じられないほど速くなっている場合、コンピューターが人間の知性に匹敵する能力、発達した人工知能を備える瞬間が来るかもしれない。そのすべての馬力を総動員して、私たちの脳が意識を生み出すときにしていることを真似ることができる――非常に速く計算をしたり、音楽を作曲したりするだけでなく、車を運転したり、本を書いたり、倫理的な決定をしたり、おしゃれな絵画を鑑賞したり、カクテルパーティーで気の利いた発言をしたり。
カーツワイルと他の多くの優秀な人々もこの見解を支持しているが、あなたもこの見解を取り入れるなら、すべてが白紙に戻るだろう。その時点から、コンピューターがより強力になることがないと信じる理由はない。コンピューターは人間よりもはるかに賢くなるまで発展をやめないであろう。彼らは思考の遅い人間という創造者から自身に関する開発を引き継ぐので、コンピューターは独自でさらに速く発展し続けることだろう。コンピューター科学者それ自身が、とてつもなく知性的なコンピューターであることを想像してみるといい。それは信じがたいほどの速度で作動する。膨大な量のデータを容易に利用できる。疲労を感じないので、オンラインゲームで休憩する必要すらない。
人間よりも高い知能を持つコンピューターがどのように振る舞うかを予測することは不可能で、いつの日かそれら(彼ら?)とともに共同生活を営み、我々自身も彼らと同じような知能を持つのかもしれない。しかし、それに関しては多くの説がある。たとえば、人間はそれらと融合して超人的知能を備えたサイボーグになり、車や飛行機が私たちの物理的能力を拡張するのと同じように、コンピューターを使用して私たちの知的能力を拡張する。人工知能が人間の老いの影響を治療し、寿命を無限に延ばすことが可能になるかもしれない。また、人間は自分の意識をコンピューターに取り込ませ、ソフトウェアとしてコンピューターの中に仮想的、そして永遠に生きていくかもしれない。もしかすると、コンピューターが人類を全滅させるかもしれない。これらすべての仮説に共通している一つのことは、2011年頃から人類にとって人類が認識できないものへと変革したことだ。この変革には名前がある――「特異点」だ。
特異点について語る際に見失いがちになる点は、それがSFのように聞こえても、天気予報がSFではないように、実際はそうではないということだ。それは奇説などではなく、地上の生活の未来に関する深刻な仮説だ。[5]
さて、このような記事を引用したのは、私がそのような考えに同意または支持しているからではありません。率直に言うと、ある人たちが新しく「改良された」人類(「人類2.0」)と呼んでいる考えに身震いします。しかし、私はまた、ある人々が何を提案し、何に向かって取り組んでいるのかを知る必要があると考えます。人類の霊的要素をみたり認めたりしない人は、人類の変容を前向きなものとしてとらえるかもしれません。この考えは、多くの倫理的および道徳的ジレンマを提示しています。これらのジレンマは、教会の指導者や、そのような進歩について倫理的な不安を抱えている科学界の人々によってさえも表明されています。「神は決してそれをさせない」と思うかもしれません。このことがどこまで進展するかは分かりませんが、仮にたった200年前の過去にさかのぼり、その当時の世界観から現在の世界をみることができたとしても同じことを口にすることでしょう。
テクノロジーはすでに科学と医学の進歩を可能にしました。この種のテクノロジーについて、もしあれば、どのような懸念がありますか?これらはこれからどこに向かっていると思いますか?
レイ・カーツワイルは自著「シンギュラリティは近い」にて次のように述べました。
「では、シンギュラリティとは何か?それは、テクノロジーが急速に変化し、それにより甚大な影響がもたらされ、人間の生活が後戻りできないほどに変容してしまうような、来るべき未来のことだ・・・迫りくるシンギュラリティという概念の根本には、次のような根本的な考え方がある。人間が生みだしたテクノロジーの変化の速度は加速していて、その威力は、指数関数的な速度で拡大している、というものだ。指数関数的な成長というものは、つい見過ごしてしまいがちだ。最初は目に見えないほどの変化なのに、やがて予期しなかったほど激しく、爆発的に成長する。変化の軌跡を注意深く見守っていないと、まったく思いもよらない結果になる。」[6]
次に、DNAの探索における知識の爆発的進展もあります。1990年に正式に開始され、月への往復に掛かる予算を超えるヒトゲノムプロジェクトは、米国エネルギー省によって計画された取り組みでした。15年の年月が掛かると予想されていましたが、急速な技術進歩により、当初予定していたよりも2年早くプロジェクトが終了しました。ゲノムとは何でしょうか?そして、それがなぜ私たちの未来に重要となってくるのでしょうか?ゲノムは、生物のDNA全部のことで、その遺伝子をも含みます。遺伝子は、すべての生物に必要不可欠なタンパク質を作るための情報を持っています。これらのタンパク質は、とりわけ、生物の外観や、食物をどれだけうまく代謝するか、または感染と戦うか、そして時にはそれがどのように振る舞うかを決定します。[7]私たちは今、食物を遺伝子組み換えすることができ、しばらくの間実際にそれを行ってきました。
遺伝子レベルで構造を変化させ、ナノテクノロジーによって物事を構築することに加えて、他の多くのテクノロジーが共に発展を遂げています。2030年から2045年の間に特異点が到来するとき、現に私たちはその時代に突入しようとしていますが、『Forbidden Gates(「禁じられた扉」)』の著者であるト―マス・ホーンはこのように述べています:
・・・より小さなテクノロジーへの傾向は、人間よりも優れた機械知能を生み出すだろう。この種の超人的知能は、自己複製によって「繁殖」するのではなく、それ自体よりもさらに優れた知能を備えたものを構築することによって「繁殖」し、またそれがより優れたものを生み出していくのだ。その結果、「知能爆発」が非常に速く、広範囲に影響を及ぼすため、私たちが親しんでいる法則や確実性はもはや通用しなくなる。その事象の地平線は「特異点」と呼ばれている。私たちのバージョン1.0の自然体は脆弱であり、様々な失敗ケースにとらわれている。特異点は私たちがこれらの制限を超越することを可能にするのだ・・・私たちは自らの運命を超える力を得る。死は私たち自身の手に委ねられ、私たちの知能の非生物的部分は、なんの補助のない人間の知能よりも何兆倍も強力なものとなる。
いま私たちはこのプロセスの初期段階にある。変化の加速はパラダイムシフト[手法または前提の根本的な変革]を引き起こしている・・・そして情報技術力の指数関数的成長は「曲線の膝」部分、指数関数的な傾向が顕著になる段階に到達し始めている。この段階の直後に、その成長は爆発的になる。間もなく、技術の進歩率――その進歩率は人間の進歩率と見分けがつかなくなる――は急になり、ほぼ垂直になる。特異点は、人間の生物的思考と存在が人間の技術と融合した集大成であり、我々の生物的根源を超越した世界をもたらす。特異点の後、人間と機械の間に区別はなくなる。[8]
超人間主義――人類2.0の未来
私たちが生きている間に今起こっている新しい技術分野は、トランスヒューマニズム(超人間主義)です。 超人間主義は文化的現象です。人類をある特定の人たちが望むもの――ホモサピエンス2.0――へ変えようとする試みです。それは人類を再設計する試みであり、今日この目的に向けて取り組む多くの優秀な人々の思想です。ある人々は、この思想が現在の様々な制限下にある人間の状態を大幅に改善すると考えるでしょう。繰り返しますが、私はこの思想に決して同意している訳ではありません。しかし、この思想は真剣に検討されています(様々な国の政府や民間部門が何十億ドルもこの研究に投資しています)。
技術的特異点は、私たちの生まれつきの肉体を機械と結合する能力をもたらします。科学者は、DNAからのマッピングを利用して、動物のDNAを人に、また人のDNAを動物へ融合できるようにしました。米国の国防高等研究計画局であるDARPA (Defence Advanced Research Projects Agency)は、兵士の遺伝子情報の変化を研究し、DNAの一部を変えて新人類を作るために、数十億ドルを投資しました。ホモサピエンス2.0に改造される兵士は機械として機能し、昼夜を問わず、疲れを知らずに敵を殺戮します。この新人類は、現在の戦力組成に革命をもたらし、米軍の潜在的な雇用の全範囲にわたり、作戦上の優位性を保証する「突然変異」となるでしょう。[9]
世界の技術研究所は現在、高度な遺伝子治療に取り組んでいます。これにより、チーターやゴリラが持つような強靭な筋肉を人々に提供し、時速45マイル(約72km)、つまり平均的な人間の5〜10倍の力で走ることが可能になるといわれています[10]。ワシのDNAを人間のDNAと融合して、将来、狙撃兵が通常よりもはるかに高い精度で標的を目視できるようにするという話もあります。Scientific Americanの元シニアライターであるジョン・ホールゲンは、DARPAは「マトリックスのヒーローのように、サイボーグの戦士が複雑な戦闘手順を脳に直接ダウンロードする可能性をすでに研究している。DARPAは潜在的な敵の脳波の信号を彼らの考えを読み取るために遠隔から記録することで敵の心理作用を調べ上げ、操作をも可能にする技術の開発に関心を持っている。」[11]
もしそのような技術を扱えるようになれば、あなた自身のどの部分を変えたいと思いますか?
私たちクリスチャンに対する影響とは?
近づきつつある特異点は、黙示録に書かれている別の恐ろしい段階をもたらすと私は信じています。
また獣は、すべての者に、すなわち、小さい者にも大きい者にも、富んでいる者にも貧しい者にも、自由人にも奴隷にも、その右の手あるいは額に刻印を受けさせた。また、その刻印を持っている者以外は、だれも物を売り買いできないようにした。刻印とは、あの獣の名、またはその名が表す数字である。ここに、知恵が必要である。思慮ある者はその獣の数字を数えなさい。それは人間を表す数字であるから。その数字は六百六十六である。(ヨハネの黙示録13章16〜18節)
2005年9月12日、ジョン・ロバーツ最高裁判所長官は確認聴聞会で質問され、当時上院議員のジョー・バイデンは「マイクロチップ」について彼に聞きました。バイデン上院議員はジョン・ロバーツに次のように語りました、「21世紀においても私たちはこれまでと同様に重大な決断に直面しなければなりません。マイクロチップを人体に埋め込み、あらゆる行動を追跡することは可能でしょうか?これに関して、実際に議論が起きています。あなたはその議論に裁定しなければならないでしょう――私のことばにご注意ください――あなたの在職期間が終了する前に。」市民たちにチップを付与したのはオバマケアの一部だと考えます!ジョー・バイデンが述べたように、ジョン・ロバーツ最高裁判所長官がこの議案を可決しました。クラスIIにおけるオバマ医療法案には、「(ii)埋め込み型のクラスII機器」が具体的に含まれています。以下のYouTubeリンクからその内容について見ることができます。
https://www.youtube.com/watch?v=o3eER_zO1tQ
聖書がなぜこの「獣のしるし」の重要性を強調しているのか、そしてなぜそれが頭と手という2つの場所につけられるのか、私はいつも不思議に思っていました。神は終末に起こることを初めからご存知でした。神は時間の外に存在し、未来を熟知しておられ、神のみ言葉の中で神の人々に何が起こるのかを啓示されました。このしるしが何であれ、それは地上にいる人々に分離を引き起こすと考えます。それは、カルメル山でイスラエルの民に挑戦した預言者エリヤのようです。「エリヤは皆の前に進み出て言った。『おまえたちは、いつまで、どっちつかずによろめいているのか。もし主が神であれば、主に従い、もしバアルが神であれば、バアルに従え。』しかし、民は一言も彼に答えなかった(第一列王記18章21節)」。
神は、これらのしるしをつける者たちは苦しみに遭うといわれます。彼らは神の大いなる御怒りとともに罰されます。
また、彼らの後にもう一人、第三の御使いがやって来て、大声で言った。「もしだれかが獣とその像を拝み、自分の額か手に刻印を受けるなら、その者は、神の怒りの杯に混ぜ物なしに注がれた、神の憤りのぶどう酒を飲み、聖なる御使いたちと子羊の前で火と硫黄によって苦しめられる。彼らの苦しみの煙は、世々限りなく立ち上る。獣とその像を拝む者たち、また、だれでも獣の名の刻印を受ける者には、昼も夜も安らぎがない。」ここに、聖徒たち、すなわち神の戒めを守り、イエスに対する信仰を持ち続ける者たちの忍耐が必要である。(ヨハネの黙示録14章9〜12節)
このしるしは何でしょうか?しるしを受け入れることによって、私たちが神に敵対する者となるだけではないと考えます。確かに、私たちは反キリストや悪魔を崇拝するべきではありませんが、それは人々の手に埋め込まれたRFIDチップのように、今日私たちが想像できる以上のものかもしれません。おそらく、多くの人が何百万回も頭脳を強化するため脳にブレイン・コンピューター・インターフェース(以下BCI)チップ(脳とコンピューターの間を中継するチップ)を埋め込むので、しるしが脳につけられると描写されているのかもしれません。私たちはその可能性について独断的になることはできません。その時が来て初めて、「しるし」が何であるかを正確に知ることができますが、この新しい技術についても考えてみましょう。
BCI技術を使用すると、人は思考によってインターネット経由で情報にアクセスできます。現在も躍進を遂げ続ける技術力は、このことが時間の問題であることを示唆し、2020〜30年の間に実現する可能性があります。馬鹿げているように聞こえますか?アメリカの実業家イーロン・マスク氏はニューラリンクという企業を経営しており、BCIチップを人々の頭蓋骨に移植する機械をすでに開発している事実をご存知でないかもしれません。イーロン・マスク氏とニューラリンクが進めている計画を理解するのに役立つよう、YouTubeリンクを脚注に掲載しました[12]。人間と人工知能を融合するというイーロン・マスク氏の計画に関する別のリンクもともに掲載します[13]。
これらのチップによって、消費者はニューロンの指令を通して、数えきれないほどの新しい電子機器や通信機器を制御できるようになります。トヨタとユタ大学の開発者は、脳の送信機研究にも取り組んでおり、SF作品「スター・トレック」を引用するとすれば、人類の「ボーグ化(強制的に大きな組織、集合体、システムに人格を無視し、組み入れること)」であるグローバルな「集合精神(ハイブマインド)」の構築に貢献することを目指しています。「集合精神」とは一体何なのでしょうか?多くの人が知識や意見を共有し(各個人の個性は失われている状態)、「集団的知性」と批判的でない服従を生み出します。もちろん、そこには、この集団的知性を形作るこのハイブ(英語でハチの巣の意味)の女王蜂がいることでしょう。使徒ヨハネは、その「女王蜂」は聖書が「反キリスト」と呼ぶ人物であると書いています。
反キリストはこの技術を利用するでしょうか?この技術が人々の自由意志、個人の自由や信仰に影響を及ぼすと考えますか?
これらのことが可能であるならば、この種の進歩は人類の達成についてどんな意味を持つでしょうか?たとえば、いつの日か、親は13歳の息子や娘が学校から帰宅したときに「トランスヒューマン(技術によって強化された人間)」になるように言う日が来るかもしれません。BCIにより、 Googleのデータバンク、集合精神――その時それが何と呼ばれるかはわかりませんが(もしかしたら、「獣」と呼ばれているかもしれません)――にアクセスすることが可能になっているかもしれません。もしインプラントを受けた場合、彼らの子供たちがどのような歴史的、地理的な質問、いやいかなる質問を投げかけても即答することができるでしょう。彼らはおそらくBIC技術を利用して、インターネット経由で人工知能に無線アクセスできるようになります。
就職の面接に行き、他の人より思考を何倍も加速化できるチップを持っているかどうか尋ねられる世界を想像してみてください。チップを持っている者だけが職場で成功するとしたら?このようにチップを持たない人は、外の寒い世界に除外されます。それらの人々は「人類2.0」の一部になることができません。彼らは元から持つ知能と機会の中に取り残されるでしょう。この開発に加わらないことを選択した人にとっては、人生はかなり困難になりますが、これは最初のうちだけ有利にみえるものなのです。
しかし(これが起こるときはいつでも)、先述したように、このしるしには反キリストの崇拝の命令が伴うでしょう。人々が強要される選択肢があり(この「流行」の一部になりたいのであれば)、それによって人々は反キリストとその世界の構造と一つになります。この選択の重要性について、その時点で人々が疑いを抱くことはないと思います。実際にそれがトランスヒューマンになるという考えと関連する場合、人が人間性のある部分を無意識に放棄することは明らかです。それは私たちが人間であるということの意味を変えるでしょう。それは人の自由意思を脅かします。獣のしるしを選んだ人は、データを引き出すことができるシステムに自分自身をアップロードしますが、このことによって彼らに影響を与え、さらには彼らを制御さえすることができるシステムを選択していることになります。それは、私たちの敵であるサタンがこの世界のはじまりからずっと試みてきたことではないかと思うのです。
最初の人、アダムとエバがエデンの園で誘惑に遭った時、その誘惑とは「神のようになって善悪を知る者となる(創世記3章5節)」ことでした。その誘惑とは、「善悪の知識の木」から実を取って食べることでした。この木はまるで、獣のしるしを選ぶ者たちが繋がることの許される壮大な「知識の木」のようです。その願望とは、誰かが大胆に述べたように、「神のようになる」ことです。第二コリント人への手紙2章4節では、反キリストが神の神殿に入り、自らを神と宣言する預言をみることができます。反キリストは、「神のようになる」ために、神という地位を手にします。これらのテーマは科学界や「アバター」「トランセンデンス」などの有名な映画作品、人間であることの意味を模索する著書などでも大きな話題となってきました。その誘惑とは、「ホモサピエンス1.0」を超えることです。
エデンの園でサタンがエバに近づいた時、サタンは彼女に次のように言いました。
それを食べるそのとき、目が開かれて、あなたがたが神のようになって善悪を知る者となることを、神は知っているのです。」(創世記3章5節)
もしこの動画を見ることができなければ、You Tubeの検索エンジンで「Most People Don’t Even Know What’s Coming」と入力し検索してみてください。23分の動画です。
この聖書箇所(創世記3章5節)と「人類2.0」は関連していると思いますか?どのような点で、それは似ているでしょうか?
これはサタンが人間に持ちかけた誘惑です――人が神のようになり、人類を超越し、サタンが人類の神となる中で、単なる人間以上のものとなることです。
明けの明星、暁の子よ。どうしておまえは天から落ちたのか。国々を打ち破った者よ。どうしておまえは地に切り倒されたのか。おまえは心の中で言った。『私は天に上ろう。神の星々のはるか上に私の王座を上げ、北の果てにある会合の山で座に着こう。密雲の頂に上り、いと高き方のようになろう。』(イザヤ書14章12〜14節)
これと同じ考え方が、イエスが断食をするために荒野へ行かれたときに誘惑として現れたのをみます。サタンはキリストを非常に高い山へ連れていき、この世のすべての国とその栄華を見せ、次のように言いました。「もしひれ伏して私を拝むなら、これをすべてあなたにあげよう(マタイ4章9節)」。サタンの狙いはいつも同じで、神のように崇められることです。同じように、サタンは人間がその人間性を超越して神のようになるよう誘惑します。
サタンは無償で何かを与えることを決してしませんし、「ホモサピエンス2.0」になる力が無償で提供されるとは思えません。それは人々の魂を代価とするのです。多くの物事が可能になると、まず金持ちやエリートたちのような影響力がある人々だけが人類2.0の力を購入、もしくはそれにより増強されるでしょう。しるしを拒み、獣のシステムに繋がらない人々は締め出されるのです。しるしを選びながらも「崇拝」することを拒む人々は、接続が遮断されて死ぬことも考えられます。聖書は、反キリストが「獣の像がものを言うことさえできるようにし、また、その像を拝まない者たちをみな殺すようにした(ヨハネの黙示録13章15節)」と書いています。
人が獣のしるしを選べば、全世界の支配権を手にする者――反キリスト――を崇拝するように強要されます。もう一つ覚えておくべきことは、聖書が、地上の人々が死を望んでも、誰も死ぬことができなくなる時が来ると書いていることです。
その期間、人々は死を探し求めるが、決して見出すことはない。死ぬことを切に願うが、死は彼らから逃げて行く。(ヨハネの黙示録9章6節)
矛盾しているように聞こえませんか?獣のしるしを選ぶ人は、彼らの意識を集合精神、またはいくつかのスーパーコンピューターにアップロードすることができるのかもしれません。その時点で、彼らはもはや生物的存在ではなくなり、「トランスヒューマン」または「人類2.0」になったといえるでしょう。この増強を受けた人々に関するすべての情報は、この集合精神(人工知能)に集約されるのかもしれません。個人的に私は、この人工知能が、反キリストに神のようになるための最高権力を与えると考えています。したがって、しるしを選ぶ人々は反キリストの奴隷になり、彼を崇拝しなければならなくなります。
宿題として、以下の動画を見ることをお勧めします。
https://www.youtube.com/watch?v=UmaczzTUR5M
この動画は、You Tubeの検索欄で「Transhumanism」と検索すると見つけることができます。
これらすべてのことを考えると、葛藤したり、恐れたりしやすくなります。しかし、パウロはテサロニケの信者たちに次のように良い助言をしました。
しかし、兄弟たち。あなたがたは暗闇の中にいないので、その日が盗人のようにあなたがたを襲うことはありません。あなたがたはみな、光の子ども、昼の子どもなのです。私たちは夜の者、闇の者ではありません。ですから、ほかの者たちのように眠っていないで、目を覚まし、身を慎んでいましょう。眠る者は夜眠り、酔う者は夜酔うのです。しかし、私たちは昼の者なので、信仰と愛の胸当てを着け、救いの望みというかぶとをかぶり、身を慎んでいましょう。(第一テサロニケ人への手紙5章4〜8節)
これらの言葉は、今日の私たちにとって素晴らしい助言です。私たちは眠ってはいけませんが、今生きている時代を意識し、キリストが戻って来られる時を楽しみにしています。それまで、私たちは信仰、希望、そして愛にとどまり続けます。イエスはまた、世の終わりまで私たちと一緒におられることを約束されました(マタイ28章20節)。あなたが人生をキリストに委ねて罪から離れたことがないのなら、今日はそれを選ぶに良い日です。あなたと主は祈り一つ分しか離れていません。主はあなたに強要されません。神はあなたに自由意志の贈り物を与えました。そして、あなたの人生に神をお迎えするための扉は、あなた側からしか開けることができません。主イエス・キリストを呼び求め、あなたの人生を主の愛と恵みで満たしてくださるように、心から主に求めてください。イエスは扉の前で待っておられます。
天のお父さん、私は何度も自分の人生を台無しにしてきました。今日、私はあなたのところに来て、これまでの罪にあなたの赦しを求めます。私の罪の代価を支払うために、あなたがひとり子を送ってくださったことを知りました。私はキリストが私のために死なれたと信じます。そして、その結果、イエスの犠牲は私の罪に対する正当な支払いであることを受け取ります。これからあなたのために生きるために私を助けてください。今日、私はあなたの憐れみと恵みの贈り物を受け取ります。アーメン。
You Tubeを使ったさらなる学びのために、以下の動画をお勧めします。
https://www.youtube.com/watch?v=mwh4ShZA5Tg
キース・トーマス
Email:keiththomas@groupbiblestudy.com
ウェブサイト:www.groupbiblestudy.com
本文中の聖書箇所は聖書改新訳2017(新日本聖書刊行会)から引用しています。
[1] https://patentlyo.com/patent/2011/01/tracing-the-quote-everything-that-can-be-invented-has-been-invented.html
[4] https://appuals.com/largest-processor-ever-built-packs-1-2-trillion-transistors-leaves-top-end-intel-and-amd-cpus-and-gpus-behind/.
[6] 『シンギュラリティは近い』(レイ・カーツワイル、NHK出版、2016年)10〜12ページ
[8] Tom and Nita Horn. Forbidden Gates. Defender Publishing Group, page 131.
[9] Chris Floyd. "Monsters, Inc: The Pentagon Plan to Create Mutant Super-Soldiers." CounterPunch (1/13/03).
[11] Tom and Nita Horn. Forbidden Gates. Published by Defender Publishing Group, Crane, Missouri, page 215-16.